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シンポジウム3 |
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体育の内なる新しい風
「臨床学が体育に生かされる時」 |
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なぜ今、臨床学なのか?ここにいう「臨床学」とは、もちろん、臨床医学という時のそれではない。「自然科学」と相補的な関係に位置する、「ある科学」の方法論の呼称である。言いかえれば、自然科学は「学ぶ」ことができ、「教える」ことが可能だが、「臨床学」は「自らの内なる知を育てる」―そうした分野なのだ。今、体育の中でも、少しずつ、臨床学の方法論を自らのものとしてとり入れようとする動きがある。彼らに、どのような期待があるのか、また、どう生かされているのか、現在を、そして未来を、体育学の新しい可能性に向けて、自由に語ってもらいたいと思っている。
一方で、体育専攻生と、心理臨床の専門家としての立場でつき合っている山本氏には、彼らの心性について、また、身体性について、窺ってみたいものである。そのことは、実は、体育学が、臨床学に位置づけられる可能性につながってゆくような気がするのである。
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司会者 :
指定討論者 :
話題提供者 : |
中込 四郎(筑波大学)
中島 登代子(鹿屋体育大学)
岡澤 祥訓(奈良教育大学)
山本 裕二(名古屋大学)
藤井 均(鐘淵科学ラグビー部)
菊本 智之(浜松大学)
山本 昌輝(立命館大学) |